コミュニティ ケア
Recruit

Interview 入職者インタビュー

渡部高史さん

Q.名前、年齢、職歴、訪問看護の経験年数などを教えてください。

 渡部 高史(36歳)です。新卒から約11年間、大学病院に勤務していました。主に救急外来・救急病棟・高度外傷センター等に勤務し、災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として日本国内の被災地に派遣されたこともあります。訪問看護はコミケアに来てからはじめたので訪問看護歴は約2年です。現在は、訪問看護業務全般を行っています。

Q.訪問看護業界に転職しようと思った理由は何でしょうか。

 病院で救急を担当していた時に、容態の急変で病院に運ばれてくる患者さんの中には生活習慣を起因とする疾患の方が多くおられました。その様な方々に触れるにつれて「日常生活の中での生活習慣をケアさえできていれば、このような形で救急搬送されることもないのに」という想いが芽生え、地域医療や訪問看護に関心を持つようになりました。特に、日常的な身体活動・運動の観点から健康づくりをしていきたいと思い「健康運動指導士」の資格も取得しています。

 前職で看護連盟に入っていた際に、代表の中澤と会いコミケアを知ったのですが、若い世代が立ち上げて地域活動を含め先進的な取り組みを行っている姿が印象的で、ここなら自分の関心のある地域活動もできるのではないかと思い、扉を叩きました。

Q.訪問看護に対して、入職前にはどのようなイメージを持っていましたか。

 訪問看護についてのイメージは、利用者さんのご自宅に訪問して、利用者さんの健康管理をするといった一般的なものでした。運動系の活動を地域で行うことが主な関心事項だったので、訪問看護業務に対する不安などは特段ありませんでした。

Q.実際に働いてみて、イメージとの通りだったこと、イメージと違っていたことがあれば教えてください。

 業務内容そのものについては、特段イメージと異なるようなことはありませんでした。在宅で利用者さまと1対1で向き合うため、いろいろと配慮することも多くあるのですが、信頼関係を築き、利用者さまの本当の想い・言葉を直接聞くことができるのは、訪問看護の“利用者さんとの近さ”があるからこそだと思っています。

Q.コミケアってひと言でいうとどんな会社でしょうか。

 「地域を活気づける・支えるために頑張っている会社」だと思っています。また、スタッフひとりひとりの生活・考え方を大事にしようという会社の姿勢も感じます。

Q.コミケアの「のびしろ」はどこにあると思いますか。

 若手・中堅の世代が多いため医療的な知識・経験はまだまだ深める余地があると思っています。病院などでスタッフを統括するリーダー以上の経験をお持ちの方が一緒に働いて頂けると心強いですね。

Q.訪問看護で大事にしていることは何でしょうか。

 利用者さんの望む生活や今後の生き方に丁寧に耳を傾け、訪問看護を通じて利用者さんの望む姿を実現できるような関わりを大事にしたいと思っています。

Q.これからどのような看護師を目指したいと思っていますか。

 まだひとつには絞り切れていないのですが、「訪問看護ステーションのマネジメント」、「現場スタッフとしてのスキルアップとライフワークバランスの充実」、「健康運動指導士としての活動の拡充」など複数の可能性を考えています。

Q.コミケアの中でご自身の成長を感じた瞬間を教えてください。

 病院勤務時代に身に着けてきたことを上司や同僚から評価をしてもらっていると感じています。訪問看護の世界に踏み込んだからこそ、前職を通じて自分自身が成長できていたことを実感できました。また、これまで対人関係や利用者さまとの関係性の構築についてもそこまで得意という意識はありませんでしたが、訪問看護業務を重ねる中でこれらの分野に対する自分自身の適性・相性にも新しく気が付くことができました。

Q.最後に、コミケアへの応募を考えている方へひと言をお願いします!

 ライフワークバランスのとりやすさは病院と比べて圧倒的な高さ」。これは自信をもってお伝えすることができます。プライベートな事情にフレキシブルな対応を許してもらっており、とても助かっています。

 

青木睦美さん

 

Q.名前、年齢、職歴、訪問看護ステーションでの経験年数などを教えてください。

 青木睦美(38)です。岡山の大学付属病院(3年・小児病棟)に勤務後、結婚を機に奈良県の病院に勤務(10年・小児病棟&外来、検診棟での特定保健指導)、地元である雲南市へのUターンを機にコミケアへ入職しました。コミケアでの勤務を始めてから2年が経ちました。

 

Q.訪問看護業界に転職しようと思った理由は何でしょうか。

 地元の雲南市に戻ることになったため、近隣で職場を探していました。家族のことを考えると夜勤の対応は厳しかったため、病院以外の勤務先を検討していたところ、島根県の移住・定住フェア経由でコミケアを知りました。そのため、最初から訪問看護に絞って転職先を探していたわけではありませんでした。

 コミケアには、同年代くらいの方々が多く、立ち上げたばかりのステーションで精力的に活動している姿が印象的でした。雲南市に戻るなら、地域の力にもなりたいと思っていたので、コミケアで働くことに決めました。

Q.実際に働いてみて、イメージとの通りだったこと、イメージと違っていたことがあれば教えてください。

 思っていたよりも病院との違いは多くないのかもしれません。場所が病院なのか利用者さんのご自宅なのかの違いはあるものの、ケアの内容そのものに大きな違いはないのではないかと思っています。

確かに、利用者さんのご自宅には、病院の様に医師がいないことは不安材料ではありましたが、利用者さんを見ている人は、自分たちだけではないことに、訪問看護をはじめてから気がつきました。医師、ケアマネージャー、ヘルパーなど、多くの方が利用者さんに関わっている上に、コミケアの同僚に相談もできるので、ひとりで抱え込む必要もないと感じています。

Q.訪問看護ならではの苦労などはありますか。

 家庭に子どもたちがいるため、緊急対応当番の際のオンコールがいつ鳴るのかは、いまだに正直ドキドキしています。また、利用者さんやご家族との距離が近いゆえに、いろいろな事情・状況から利用者さんの想いに必ずしも添えない時にはもどかしさを感じることもあります。

 これまで病院で担当していた小児分野は、元気になって退院された後に、ご本人にお会いする機会はなかなかなかったのですが、訪問看護の場合は、ずっと関わり続けることができると感じています。「来てもらってありがたい」という感謝のお言葉を直接かけて頂いた時にはやっていてよかったなと感じます。

Q.「コミケアってどんな会社?」と聞かれたらなんと答えますか。

 病院とコミケアでは、働いている人数の規模が大きく違い、また、同僚の年代が近いということもありますが、先輩・後輩分け隔てなくフラットで、ひとりひとりの想いや個性を大事にしてくれる会社だと感じています。自分よりも若い世代の方々も自分の考えや想いをしっかりもって業務に向き合っていますね。

 病院で勤務していた頃は、自分から意見を言うことは少なかったのですが、コミケアで働いていく中で、自分自身の意見をはっきりと言えるようになってきたと感じています。前の自分と比べると2割増くらいでしょうか。同僚の姿を見ていて、自分ももっと意見を言っていいんだと思えたことが大きかったのかもしれません。

Q.コミケアの「のびしろ」はどこにあると思いますか。

 業務を行う上での体制やシステムなどの点については、正直改善の余地があるかなと思っています。みんなの想いを形にするためにも、今後はこれらの点を強化していきたいですね。

Q.訪問看護で大事にしていることは何でしょうか。

 それぞれのご家族の事情があると思いますので、利用者さんやご家族の想いをしっかり聞きながらも、自分自身がのめり込みすぎずに、看護師の観点からよりよい対応を考えることを大事にしています。また、医師、ケアマネージャー、ヘルパーなど利用者さんに接する多様な関係者との連携も大事にしています。

Q.コミケアでの訪問看護の中で印象的だったストーリーを教えてください。

 昨年お看取りまで利用者さんを担当させて頂きました。ご家族を含めどのように向き合っていけばよいか自分自身悩み考えながらの訪問看護だったのですが、「普段はあまり人を受け入れることがない利用者さんが、私には心を開いていた」という話をご家族から聞いた際には、頑張ってきてよかったと感じました。

Q.これからどのような看護師を目指したいですか。

 病院であれば、どのような専門性を深めていきたいかなどキャリアのイメージはし易いのですが、訪問看護の場合は領域が広いため、目指したいキャリアをひと言でいうのは難しいかもしれません。ただ、利用者さんだけでなくご家族の縁の下の力持ちであり続けるために、ご家族に対する関わり方などをさらに磨いていきたいと思っています。

Q.最後に、コミケアへの応募を考えている方へひと言をお願いします!

 訪問看護に踏み出すことに、もし不安を持っていたとしても、みんなで一緒に解決できたらいいなと思っています。一緒にコミケアをつくりたい。そういう気概のある方が来てくれたら嬉しいです。